夏のシーズンでもカキは食べられる!

 

すぐ出てくるのが、カキによる食あたり!!

生食と加熱調理、

どちらの場合でもあたることがあるようですね!

カキで食あたりを起こす原因として、

ノロウイルスや腸炎ビブリオ、貝毒、アレルギーなどですね。

 

ノロウイルスや腸炎ビブリオは加熱することで食中毒を防げますが、

加熱の温度や時間に注意が必要です。

ノロウイルスはカキの中心部が8590度で90秒以上、

腸炎ビブリオは60度以上で10分以上の加熱を必要とします。

 

貝毒はプランクトンを介して貝の中に毒素が蓄積するので、

これは加熱しても毒性が弱くなりません。

 

また、カキによるアレルギー症状として、

腹痛や下痢、吐き気、嘔吐を引き起こすことがあります。

アレルギーの場合は、

発疹などの皮膚症状や喉のかゆみなどが出る可能性も高いですが、

これらが目立たずに腹痛などの症状だけを自覚するケースもあるようです。

 なお、カキのアレルギーであれば、

腸炎ビブリオによる食中毒(食後平均約12時間)や

ノロウイルスによる食中毒よりも早い食後12時間で症状が出始めます。

 

例えば、

オイスターソースを食べて、

毎回あたるようであれば、

アレルギーの可能性が高いといえます。

判断が難しい場合は、

スギやヒノキによる花粉症と同様、

カキアレルギーの有無も血液検査で調べられます。

 

 また

カキにあたりやすい人、そうでない人は実際にいるのでしょうか?

カキによる食中毒の原因はさまざまです。

例えば、

ノロウイルスが含まれるカキを食べたとしても、

人によって、

症状が出たり出なかったりと個人差があります。

毎回あたる人はアレルギーの可能性が高いでしょう。

 

 カキにあたりやすい人、あたりにくい人の特徴があるの?

ノロウイルスや腸炎ビブリオなどの感染症は、

その人の持っている免疫力によって、

かかりやすかったり、かかりにくかったりします。

 

子どもや高齢者は免疫力が弱いので、

あたりやすいといえます。

 

生活習慣でいえば、

不規則な生活をしていたり、食事の栄養バランスが悪かったりすると

免疫力が落ちるので、あたりやすくなるでしょう。

この夏の暑さで、

体調が優れないときは食中毒にかかりやすくなっているので、

カキなど食中毒の可能性があるものを食べるのは控えましょう。

 

カキが大好物なのに、よくあたるからつらいと

いう人も少なくないようですが、

カキにあたりやすい人があたらないようにすることはできるの?

残念ながら、難しいと思います。

生活習慣を改善して、

免疫力を高めるとあたりにくくなる可能性はありますが、

カキの食中毒の原因はそもそも複数存在するので、

確実とはいえないようです。

 

カキにあたってしまったときの対処法があるの?

例えば、

下痢があっても吐き気がなく、

水分摂取ができる状態であれば、

小まめに水分を取って、

自宅で安静にしておいて問題ないようです。

 

嘔吐が続く場合は脱水状態になって危険なので、

必ず病院を受診しましょう。

子どもや高齢者は脱水の症状に気付きにくかったり、状態が急に悪くなったりすることがあるので、

早めに病院に相談をするようにしてください。

 

カキにあたるリスクを減らすためにできることとは・・・。

まずはしっかりと加熱することです。

また、

調理前のカキが付着した調理器具を介して感染する可能性もあるので、

生のカキを扱うときは、

調理器具の管理や手洗いにも注意することですね。